私の場合、10年前に警備会社を経営していた為、今でも、2号警備(いわゆる、道路警備)の現場を見ると、どんな人が働いているか見てしまう癖が抜けない。最近はコロナの影響だろう、結構な割合で若い人が道路警備に従事している。つい半年前では信じられない光景だ。若い警備員が増えたのは日払いも出来る警備会社も多いためだろう。景気が来年に急回復するようにはちょっと思えないので当面はこの状態が続くのではないか。
当社も景気のうねりを感じることがある。現在、スタッフを募集しているが、ここ最近、元タクシードライバーの求職者様やリストラに遭った方から応募を多く頂いている。夏前ではここまで応募は無かった。コロナ禍の影響が出ているのだなと実感してしまう。働き盛りの方からご応募を多数頂戴する。コロナの分類を第5分類に変更し、経済を回す様にしないと更に末端に影響が出ると思う。上場企業も希望退職者を発表しているがいずれも教育費がかかる働き盛りの人が対象だ。景気が持ち直さない中、自分が希望する転職先を探すのは困難になるかも知れない。
コロナとの共存を本気で考えないといけない。全ては数字が証明してくれている。肺炎で亡くなる人は年間10万人、うちお年寄りが95%。インフルエンザは年間3千人が亡くなっているが、コロナは2千人に達するかどうかだ。産業の消滅や不景気による自殺や精神疾患、在宅に長期間いることによる弊害の方がコロナの直接的被害より多くなると思う。