経営理念・行動指針

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大津市の事件

2歳の園児2名の方が事故に巻き込まれた。マスコミは園長に記者会見で対応策等を矢継ぎ早に詰問していたが、SNSであらゆる識者が言うように、加害者ではなく被害者側だと思う。

今の世の中、何かあると全て『システムエラー、システム不全』が原因だと対応策や反省を求める風潮が強い。古代ローマでは、人には逃れられない運命があるとされていた。それを『フォルトゥナの輪』と呼んでいたそうだ。我々、日本人は『運命の女神』と呼ぶが、運命の女神『フォルトゥナ』のことを指しているのだ。(引用:Think clearly  著:ロルフ・ドベリー)

絶えず、運命は最高の時期と最悪の時期が入れ替わることを『フォルトゥナの輪』と呼ぶそうだ。ヒューマンエラーさえなければ、避けられた事故だっただろう。しかし、離見の見で言えば、システムエラーではなく運命と呼ぶしか遺族や故人は浮かばれない。

我々はテクノロジーや科学の進歩により、リスクは自分達でコントロール出来ると過信し過ぎているのかも知れない。その過信や誤解が記者会見での背景にあったように思える。

ご冥福をお祈り致します。

令和を迎え

令和元年。働き方改革、新規事業の構築等、やることが盛り沢山であり、優先順位を上手く考えていかなくてはならない。

平成から令和に変わったが、我々の意識も驚く程、変わったと思う。例えば義理・人情・恩が分かり易い。頭文字を取ってGNOと書いていた人がいたが、平成の半ばには完全に廃れた気がする。そして驚く程、人との関わり方が変わった。

平成の終わり頃、敬愛する年上の人から、これからは君が若手を引っ張っていくんだぞと言われたが年下が、若手は若手だけで、コミュニティを形成し、年上の人とも対等に接する時代に様変わりし、令和を迎えた。

残念至極だが、令和元年早々に、とある年下の方からはアドバイスではなく否定されたと怒られたしまった・・・。昔は10歳近く年齢が違った人からのアドバイスであれば、そんな口を利くことは出来なかった。そんな有り様だったので、今後は自分の発言は全てパワハラになると肝に銘じ、令和という時代の間は大人しく生きようと決意しました。

見るに見かねてアドバイスして、逆切れをされてしまった為か、さすがに悩んでしまいましたが、解を与えてくれる書籍がありました。本を多く読むと本に救われるのが良いですね。

『空気は読んでも従わない』(著:鴻上尚史 岩波ジュニア新書)に私の悩みを解く鍵が書かれていました。

筆者である鴻上氏は世の中には『世間』と『社会』があると定義しています。

『世間』は関係がある人、昔で言えば村や町に暮らす人や家族・仲間。『社会』は関りがない関係や人を指す。例えば、街で人に声を掛けられて、知り合いであれば話すのが『世間』、無視をするのが『社会』だそうです。

日本人は昔は村単位で暮らしていたので、『世間』の単位で暮らしていた。ただ、明治維新以降、世間を政府中心に壊してしまった。村単位であれば、年齢順に従うのが当たり前だったのだが、村ではなく、都市単位であれば、関係は希薄となり、年上に従う必要はない。

日本には世間体や世間と言う言葉があっても、実質は無くなってしまった。日本人は見知らぬ人から話しかけれるのが苦手だ。外国人は誰にでも、見知らぬ人でも気軽に話す。彼らは『世間』ではなく、『社会』という単位で暮らしている。


昭和の時代は『世間』を終身雇用を前提とした『会社』が『世間』の役割を果たしていた。だから不条理な上司のアドバイスでも粛々と部下は面従腹背しても黙って聞いていたのだ。
SNSが登場し、景気の低迷で終身雇用が無くなると『会社』という『世間』が消えてしまった。SNSを中心とした社会が我々の『世間』となったのだ。

ついでに同調圧力や空気感が加わり、より複雑化した状況で暮らすようになった。『世間』とは関係なく、全て自分で情報や仕事もSNSを使って取捨選択出来ると思っているのが今の若者たちだ。年上の役割をSNSが代行しているのだ。

つまり、僕の年上の役割がなくってしまった・・・・。時間を作って、ご飯を奢ったり、時間を作って話したりする手間がなくなったのは良いことだと思うしかない。





介護タクシーの役割

昨日、先日、起きた池袋母子死亡事故の被害に遭われたお父さまの会見をテレビで見た。あえて、娘さまと奥さまの写真を公開することに決めたと仰っていた。今後、このような事故が無いように、啓蒙したいという意思だそうだ。

加害者側は足が悪かったという一部報道があったが、そうであれば運転は控えるべきだったのだが、それでも車を使わなくては生活が出来ない理由があったのかも知れない。都市部でもこのような状況であれば、地方や過疎地では、やむにやまれずハンドルを握っている高齢者が多くいるのが現実なのかも知れない。

介護タクシーはそんな時に活用して頂きたい。採算割れ・働き手の不足の為、縮小・撤退が多い介護タクシー業界だが、社会的な意義は大いにある。必要な時に必要なだけ利用してもらう、車両を維持するのと同等なランニングコストで。そんなキャッチコピーで介護タクシーを行っていきたい。被害者のお父さまの気持ちに報いる為にも。

時代は確実に

昨日は社労士事務所主催のセミナーに参加しました。代表先生から、働き方改革の今後の流れを簡単に説明を受けました。年5日の有給付与や残業時間の上限に関しての簡単な概略を聞くことが出来ました。

今の介護事業のビジネスモデルは他の産業よりも安い賃金で休み無く働き、IT化を行わず、人海戦術で事業を営んできました。
法律の改正を受けて、中小企業・零細問わず、人員を多めに入れて有給を取得を促し、時間内で業務を行うよう、量よりも質を追う商品・サービスを生み出す必要が出てきました。人不足の昨今、それが出来なければ倒産・廃業につながる怖い法律改正です。

法律が浸透することにより、法律が守れない事業所の淘汰が始まると思います。特に介護事業所は顕著ではないでしょうか?ただ、働く人の立場、法律を守って経営している会社経営者側から見ると、ある程度、退場してもらえることは業界全体の健全化も含めて必要だと思います。


祝辞

東京大学入学式の同大名誉教授上野千鶴子さんの祝辞がネットで話題となっていた。

東大は女性の入学率が20%に満たないそうだ。今でも、女性だから勉強は必要無い等、女性は男性よりも能力で超えてはいけないという不文律且つ不条理な社会が原因だと書かれてあった。そして、東大に進学出来た恵まれた環境を自身の競争に使うのではなく、社会の弱い立場の人や問題解決の為に使うことを懇願されていた。今回は女性にフォーカスをあてて述べられているが、これが、片親から育った子供、経済的に困難な家庭に育った子供にあてはめ直すと、社会の様々な問題が浮き彫りになる。とても素晴らしく、社会の矛盾を大人がしっかりと説明をした祝辞だと思う。

確実に世の中は良くなり、平等へ向かっているのだが、まだまだ時間がかかると思う。

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