経営理念・行動指針

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何を目的に経営をするのか。

とある人と話す機会があった。何を目的に経営するのかは人それぞれなんだなと感じた。良い悪いではなく、その人の人生観・経営観なのだろうと思った。若い頃は『経営者はこうあるべきだ』、『こうでなければ意味がない』等と感じていたが、それは私の人生観や経営観である。多様性があるからこそ、人の多重性や人生の織り成す美しさが輝きを増して見えてくるのだろう。みんな一緒だと気持ち悪いですし。

経営の目的や人生の目的は何かと自分自身に問う時に、見栄やプライド、競争心を除いて考えてみると、若い頃と何も変わらなかった。驚きと喜びと成長していない自分への笑いが起きた。そこに気付けるのか、気付けないかは僕にとっては大切なことである。

色んなものが歳を重ねると垢として付いてしまった。垢をそぎ落としていくと、自分は何も変わっていない。そう僕は変われない。そうであるならば、時間を掛けて、人生を掛けて、人生の意味を問い、信念を全うするのは悪い事ではないな。それが経営の醍醐味であるとするならば、経営者という職業も悪くないと思う。


シンポジウム

とある行政のシンポジウムに参加した。詳しい内容は割愛しますが、日本の今後を考えると、この分野には何かの形で参画するのは必然なのかも知れない。当社にはフィットする内容であるが、一般的な介護事業所の場合には経営者の目線の違いもあり難しい。とても夢があり、チャレンジするに値する分野だと思う。

パブリックからプライベートな時代へ

望む人達だけで楽しむ時代に突入したように感じる。例えば飲み会。忘年会スルーという言葉が流行っていたように、お酒を飲まない人が増え、飲みたい人は飲みたい人だけで楽しむような時代が変化した。居酒屋やBARはノンアルコールカクテルなどを充実させないと大変な時代になってしまったが、飲みたい時は飲み、飲みたくない時は飲まなくて良いという選択が出来るのは喜ばしいことだ。

SNSもブログ・FBからインスタやラインに移行し、友達や特定の人だけで楽しむようになった。正義や自慢を語ったり、拡散するSNSに疲れた人が続出し、緩く繋がりたいSNSへ移行したのではないだろうか。僕のブログも仕事で知っている人しか見ていないはずなので、プライベートなSNSだと思う。FBは事業報告だったり、自己愛の表現場所だったりするのが大半な為、若者はほとんどアカウントしか持っていないと言う。そりゃそうだ。面白くないのが大半だから。中には自分の病気をさらけ出し、啓蒙したり、様々な有用な考察が書かれてあり、とても参考になる内容もあるので、要は取捨選択が大切なのだろう。


僕個人としては、パブリックからプライベートな空間に人々が移動しはじめたのは大歓迎です。自分らしく生きることのは人間の本当の幸せだと思う。共通の目標に向かい、何かを捨てて目標を達成していく時代はもう終わった。失われた30年はまさに目標を変えろというシグナルだったのではないか?そんな思いが私自身にも去来し、事業を絞ったり生き方をシャープにしようと思い立った。まさに時代がそうさせたのだろう。忙しさとイライラから解き放たれ、競争や虚栄心から脱却することがどれだけ楽かと感じた。あいつは所詮そんなレベルか?と言う奴もいるだろうが、売上も大切だが、自分のアイデンティティはもっと大切だ。無駄なマウンティングから早々と逃げ出せて良かった。

自分にとっては、やりたい事業だけを運営し、文化的な生活や本を読むことが大切だと知ることが出来たのは、とても収穫だ。今までの自分とゲームチェンジを行うにあたり、勇気の源泉にもなってくれた。働くことは大好きだが、働き方に自分の生き方を加えてみたい。それが起業した理由の一つである。人を雇い、雇用を約束し、永続的な存続をする為に、自分をあまりにも殺し過ぎていた。サラリーマンの方が100倍楽だったと思う。生き方を自由に操ることは自分を大切にすることであり、他者も大事にすることでもある。ブレずに淡々と生きていこうと思う。


すそ野

昨日、林家正蔵さん(林家こぶ平)の息子で、二ツ目の林家たま平さんの独演会に行ってみました。実はトークショー付きで、廣瀬俊朗さんが出演するということで、ミーハーな気分で観に行くことに。

時の人が出演するということで、会場は満席、80%以上は女性且つ、40代~60代・・・。いつもの寄席とは雰囲気が全然違う・・・。さながらアイドルのコンサートみたいだ。黄色い声援が会場にこだましている。ドラマで使われたユニフォームを着た子供や女性が多くいる。来る寄席を間違えたかな・・・。となりは廣瀬さんの追っかけらしい・・・。追っかけの人達が会話を少し聞いていたが、廣瀬さんの追っかけだけあり、ものすごい情報量だ。純粋に寄席を聞きに来たのは俺だけか・・・。そんな不安がこだまする中で、寄席が始まった。開始冒頭に、たま平さんが開始早々にアンケートを取っていましたが、やはり大半のお客様が落語を聞くのが初めてだそうで。何はともあれ、有名人とのトークショー付きという斬新さで、落語のすそ野が広がれば良いのかなと思いました。

ドラマ(ノーサイドゲーム)の裏話等が聞けて満足した人が大半だったのではないかな。僕は、今を時めく人のオーラや佇まいがどんなものかを感じてみたかった。僕なりに分かったことは、自分という軸が廣瀬さんには出来上がっており、どんな場面、どんな時でもブレずに淡々と生きている姿がオーラや佇まいに現れていた。世界を相手に戦ってきた人のあるべき姿なのだろうが、俳優未経験者であれだけ人を引き付けたのは、世界で戦ったからといって出来る訳ではないだろう。

最後まで場の雰囲気になじめず、今度は純粋な寄席に行こうと決意して会場を足早に後にしました。

泥臭い会社

若い頃は華やかな仕事がしたい。都会で働きたい等、考えていたが、就職難もありローカルな商材を売る商社で働いた。大手商社が見向きもしない商材で勝負をしていた会社が、見向きもされず、捨てられていた水素ガスで今では国の基幹産業の一翼を担うようになった。水素を液化する技術に関しては、前職にいた会社しか日本ではノウハウがないという。存在は薄いが特定事業には、圧倒的な存在感を放っている。また、時代が変わると最大手にもなる可能性を秘めている。これが僕自身の会社経営の一つのベンチマークとなった。

生き残る会社は、①大手が見向きもしない:ニッチ、利益率が低い。②泥臭い仕事で面倒くさい仕事。③世の中では必要な事業であり、切り口を変えると、とても重要な事業を営んでいる。

逆に生き残れない事業や会社は、①大手が参入する。ニッチではない。利益率が比較的高い。②システマティックな業務 ③誰が見ても有名且つ参入が盛んである。

介護で言えば、デイサービス事業、老人ホーム、放課後デイサービス。世間で言えば、M&A事業等。強烈な競争がある為、生き残る為にはトップランナーでいる必要がある。大手と闘って、生き残るのは正直難しいと思う。処遇やノウハウが段違いだからだ。

カッコ悪く、泥臭く経営することが最終的に生き残る条件なのだと思う。崇高な経営理念も大切だが、勝ちやすき場所でいかにどう勝つかを考えなくてはならない。


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