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即物的

『テルマエ・ロマエ』で有名な漫画家ヤマザキマリさんの新書『仕事にしばらなれない生き方』(小学館新書)を拝読した。17歳から油絵を習いにフィレンツェに極貧留学し、29歳に日本に帰国したそうです。帰国した後も43歳で『テルマエ・ロマエ』が当たるまでは、とても苦労されていたそうです。七転八倒しながら、生きるとは何か、価値とは何かをヤマザキマリとして読者に問いかけます。苦労に苦労を重ねた人だけに、言葉に重みがあり、教養も相当ある方ですので、人間の真理を上手く表現されていると思います。暴君ネロの話もとても分かりやすかった。

日本のバブル期に留学をし、日本語が分かるスタッフとしてブランドショップでアルバイトをしたこともあり、お金に全ての価値観を置く、日本人の在り方に疑問を持っていました。

幼少期を日本で過ごした時も、29歳で日本に帰国した際にも、宗教の様にお金に信仰をしている日本人の在り方に疑問を呈しています。それはかつてフィレンツェが金融都市として発展し、メディチ家が崩壊するまで栄華を極め没落していったという歴史を知っていたからに他なりません。また、イタリアでは生活に困窮しながらも、文学や芸術に邁進する人々が多く存在し、その方々から多くの教養や叡智をもらったという体験もあり、本当の生きる価値とは何か?お金だけが人生なのか?疑問を投げかけています。

今の若者は即物的ではなくなり、モノから事へ価値基準が変化したのだが、結局は事信仰家にスライドしただけで、自分を満たす道具がお金から事に変化しただけだと思う。

世の中の風潮で嫌なのは『事』を大事にすること自体が素晴らしいこと、それが分からない大人はダメだという雰囲気を感じる。反論したくても、多様性や若さという言葉で打ち消されてしまう。

事を大事にすることは多様性がある様に一見見えるが、僕から見れば単なる島国特有の均質化にしか過ぎない。例えで言うなら、ハロウィンやインスタ映えがそうだ。ルイヴィトンのバックから、いいねの数の称賛に変わっただけで、自分を満たしたいという気持ちは今の若者の方がエスカレートしていると僕個人は感じる。

戦争も知らない、困窮したことが無い、どうしようもない不条理を味わったことが無い若者が増える中、声高に社会変革だ、今の世の中の在り方はどうなんだと言う若者には、僕はどうも理解が出来ない。ヤマザキマリさんの様にプリンシプルを貫いた人が言うなら別なのだが・・・。平和とは良いことだが、理想論ばかり言う人が増えると言う矛盾をはらんでいると思う。しかも歴史的な知識がないのも残念だ。

文化的に成熟をするとは何か?僕は他人を価値基準に置かず、自分を生きることだと思う。勇気がとても必要だが、今の日本人に足りない部分なのかも知れない。

池上さん

先週、文藝春秋主催の『夜間授業』に参加しました。講師は、TVで有名な池上彰さん。単にミーハーな気持ちで受講しました。戦後に挑んだ10人を池上彰さんが選び、毎回、授業をする内容でした。私が参加したのは、堤清二さん、セゾングループ創業者且つ作家の辻井喬さんです。万人にも理解出来る様に、授業内容を工夫されておりました。まさにTVを見ているかのような進行でした。

辻井喬さんの文学作品を絡めて堤清二さんの生き様にフォーカスを当てても良かったかも知れない。ただ、文学的な観点で進行するとついていけない受講者が出てくるので、TVと同じ様に万人仕様で分り易く語ってくれたのだと思う。

僕が興味がもっとも惹かれたのは、お母さんが青山操さんと言う方で、詩人だったそうです。辻井喬名義で詩集も出していたのを知っていたので、血は争えないんだなと思いました。DNAって大事だなとしみじみ感じました。ネットでも配信しているので、今度はネットで見てみようかな。


18年目

会社が許認可を頂いてから18年目に入りました。17年目は、プライベート、仕事でも様々ありましたが、これを糧に精進したいと思っております。只今、レジオン(株)は、永続的な発展を目指し、構造改革を行っております。本来、介護や福祉の会社としては、まずは社会貢献、福祉の発展を第一目標にしなくてはならないのですが、市場経済の導入により、急激なマーケット拡大を果たした介護・福祉分野では理想論だけでは、継続が難しいのが現実です。

当社としては地域・分野別1位作りを目指しております。売上や規模のボリュームではなく、特定の商品、地域というセグメンテーションで区切った場合に、一位を取る。ジャック・ウエルチがGEを再編した際に、1位、2位以下の事業を再編し、GE発展の基礎を作った話は有名ですが、当社もGEを参考に戦略構築をしております。

ちょっと難しい話になりましたが、分り易く言うと、ドイツの様な国家を会社で体現することを目指しているのです。ドイツは人口8500万人(日本1億2000万人)、高齢化率21%(日本27%)、GDP350兆円(日本500兆円)、一人あたりのGDP440万円(日本390万円)の世界第4位の経済大国です。国土は日本の0.9倍程度、労働生産性は日本の140%、労働時間は日本より20%程度少ないという高収益な国家であり、今後日本がダインサイジングを止む無くしていく中で、ドイツの様な生産性、労働時間が達成出来れば、日本の人口が30%減少しても十分経済大国として国家運営が可能な日本のモデル国家だと思っています。

また、ドイツは工業国としてBMWやシーメンス等特定分野に秀でた強さがあり、ニッチな商品で世界シェアをいくつも獲得しております。ドイツはヨーロッパですが、アングロサクソン系ではない部分も日本に共通した部分(英語が得意ではない)があり、親和性が高いように感じます。中国やアメリカの様に全方位的な拡大を目指すよりも、フランスやドイツの様な成熟した国家且つヨーロッパ的な国家を目指すべきだと個人的には思っております。アメリカの様な人口国家や中国の様な狡猾な国家(共産と資本主義を持つ)を目指すのは、国民性や財政を考えても難しいと思う。

話は逸れましたが、当社に於いても、ドイツの様な生産性が高く、ニッチによるシェア獲得を目指すべきだと思っている。労働人口が減っていく中で、同一規模を維持が出来たとしても、同時に生産性や利益性を高めることが難しくなっている。(理由は、社会保障費のカットが続いている為、収益性が落ちている為。)

むしろ、規模の維持・拡大による弊害の方が顕在化している(採用コストの増大、労務管理費の増大等)。

むしろダウンサイジングを図り、特定分野に集中特化することにより生産性・利益性を高めていくことが永続的な発展につながるように感じている。あのトヨタも国内の販売が頭打ちだと判断し、一定額を払えば乗り放題というサービスの導入検討が新聞発表された。トヨタも生産性・利益性を求めてシフトチェンジを始めた。トヨタの様な圧倒的な強者に先に手を打たれてしまうと、他の国内メーカーは他に活路を求めるしかないだろう。

再度、話は逸れたが、当社に関しては、後は実行あるのみだ。

オタクと変態

日本のイノベーションには、オタクと変態が必要らしい。(勉強会での某大学学長の解説)

アメリカの大学は輸出産業化しており、10兆円の内需を生み出しているそうだ。異端なオタクと変態(かっこよく言えば、ダイバーシティ)が世界中から集まり、GAFAを代表する、IT企業やユニコーン企業(未上場企業且つ企業価値が100億ドル:日本円1000億超)を生み出しているそうだ。

ちなみにユニコーン企業は中国は74社、日本は1社・・・。ものすごい差を開けられてしまっている。深圳あたりにいくと差をより感じてしまうのかも。

話を戻すと、日本で言えば、日本のトップ大学である東大が先鞭として世界中のオタクと変態を集めることが大事らしい。

東大は常に日本のトップ3000人が勝手に集まるので、大学運営に危機感がないらしい。(私大や他国立では考えられないが)
危機感を煽る方法は簡単らしく、文科省が秋入学にして、授業を全て英語にしないと、補助金減らすぞと脅かせば、東大も重い腰をあげるだろうとも話していた。今の東大の先生のレベルであれば、全ての授業を英語で行うのは可能らしい。

教育が今後の日本を支え、変えていく認識をもっと持つべきだと感じた。

自分の枠外の勉強を続けるのは無駄も多いように感じられるが、業界では知ることはできない、情報や世界を知ることが出来るので、継続をしていきたいと思う。

『人生をおりる』

佐藤優さんの著書『十五の夏 下』に書かれていた内容で、とても印象深かったのが、『人生をおりる』という記述でした。

15歳の佐藤氏にソ連からの帰りで知り合った高校教師に言われたことは、佐藤氏が当時、在籍していた浦和高校は埼玉の超進学校だが、全員が東大に行けるわけではない。どこかで自分に区切りをいれる、別の道を探すということが必要だと諭していた。

自分自身も、それぞれの年代で『人生をおりる』ことを実践してきたと思う。年々、『人生をおりる』ことへの抵抗や恐怖などがつきまとっているが、どこかで『人生をおりる』ことを躊躇ってはいけないのだと思う。


  • 2018/10/25

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