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教育格差

『教育格差』(ちくま新書:松岡亮二著)を読了した。日本は生まれにより人生の選択肢が狭まれる、実は緩やかな身分制度が存在するということを様々なデータで解説した本です。似たような本も多数、出版されていますが、主観的な意見で書かれた本が多いようです。

親の学歴・生まれた地域により、子の人生が決まってしまう残酷な事実がデータで示されている。父親の学歴が大卒か非大卒化で子供の将来が決まってしまうと書かれています。勉強により逆転可能な社会だと思われている日本でしたが、やはり違うようですね。福澤諭吉翁も学問ノススメで勉学にて独立独歩を奨励していましたが、それは出身身分によって固定されないことを前提に書かれていたと記憶しておりますが、現在の日本では、出身により可能性が決まってしまっているようです。福澤諭吉翁が設立した慶応義塾大学の幼稚舎や初等部は一般の人が入れる学校ではないので、福澤翁の慶応義塾設立趣旨とは異なり、明治より今でも見えない身分社会が続いているのだなとつくづく実感してしまった。


例えば、こんな内容があった。進学校以外で大学に受かっている子供の父親は大卒であり、大卒以外の学歴の場合には、大学へ進学が出来ていないというデータが詳細な%で書かれています。(詳細なデータに関しては、本を購入して確認願います。)

また、教員にもアンケートを取り、学校に誇りを感じ、勉強を教えていて楽しいと実感できる高校偏差値は56以上であり、誇りも感じず、教えることが苦痛だと感じる偏差値が47以下だったという記載もあり、教員の質やモチベーションにより、教育の機会が奪われてしまうことも書かれていた。


また非進学校へ進むと大学進学が出来なくなってしまうのは、カキュラムが大学進学向けで無いことや、先生の質やモチベーションが落ちる為、大学進学が難しくなるそうです。学校により進路が固定されてしまうのは、教育の平等の権利に反しているという指摘もありました。目に見えない緩やかな身分制度だと言えるでしょう。勉強が出来ない、良い就職先に就けないことを努力が足りない、自己責任だと片付けてしまうのはデータで見るとお門違いだと理解出来ます。

私も大学受験の勉強をするにあたり、高校のレベルと自分の大学受験レベルが全くかみ合わず、学校で睡眠を取り、家に帰ってから徹夜で勉強をする日々を過ごしたのを思い出しました。難関大学を目指すことが奇異な目で見られるという不思議な体験をしましたが、親の学歴の有無が生徒の進学先を左右しているのだと知り納得がいきました。

高校受験で不本意な非進学校に進学したにも関わらず、とりあえず有名大学に滑り込めたのは、父親からの金銭的な支援や父親が大卒の為、勉強法を含めアドバイスがあったからと再認識しました。

大学、会社へと進むと特定の学歴の人にしか会わなくなり、肌感覚で教育格差は理解していました。東京の国立大学又はそれに準ずる私立に行きたかったのですが、そもそも勉強量・勉強する環境が圧倒的に違い過ぎて、普通の公立育ちで高校受験失敗した自分にはハードルが滅茶苦茶高かった。大学卒業後20年経った今、データで確認出来たのが良かったような悪かったような不思議な感覚でした。自助努力では超えることが難しいことが、緩やかな身分制度そのものなのだなと理解出来ました。久々の良本でした。


メンター

リタイヤされた元会社経営者に、とある件で久しぶりにお会いしました。、40代経営者の自分はまだ鼻垂れ小僧だなと思う程、懐が深く、自愛に満ちておりました。

利益だ、情に流されるな、ロジカルに経営しろと、とかく今の時代は自社のバリューを上げることが求められておりますが、スタッフや取引先を大事にする姿勢はとても大切で、そのことが経営の柱だと再認識させられました。人生の諸先輩からの意見や経験は是非とも見習いたいなと思いました。


海外小説

チャイルド44上・下(新潮社 トム・ロド・スミス)をようやく読了した。1950年代のソビエト連邦が舞台の小説。スターリン政権下で、国家保安庁職員のレオが、児童殺人犯を探すというのが、かなりザックリとしたあらすじ。文学の3拍子と言われる、主人公の自意識過剰、自己矛盾、救済といったものが全て含まれていて、一気に引き込まれてしまった。

国家という肩書があれば、証拠も無しに逮捕・殺害が可能だった主人公が、事件を境に、自分の職業や国家への疑念を感じてしまう。そして、全てを捨ててまで、事件解決に向かう。自分や家族への贖罪もあったのだろう。かのドストエフスキーの『罪と罰』の様なストーリー展開を思い出してしまった。てっきりロシア人作家と思いこんでしまったのだが・・・、イギリス人作家でした。

この本を読むと今の香港と重ねてしまう。国家の力が余りにも強すぎて、国民の人権や権利が著しく棄損していたソビエト連邦と香港の情勢が余りに似ている。


再開致しました。

6月28日以来、諸般の事情で、ブログを停止しておりました。停止に際し、心配をして、ご連絡頂いた方々には、感謝申し上げます。

日々感じることを不定期で更新したいと考えております。

デイサービスにて

昨日は横須賀のデイサービスに採用面接を兼ねて行きました。面接後に数名のご利用者様より、施設に来ることが楽しいと仰って頂けました。落ち込むことがあったので、余計に嬉しさがこみ上げてきました。

ありがとうございました。


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