経営理念・行動指針

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いつの時代も

最近の若者は、社会に貢献したと理想論ばかり言う、最近の若者は本を読まない。

聞きなれたフレーズですが、新渡戸稲造の『修養』(角川)を読んでいると、新渡戸稲造が若者に対して、上記と同じことを嘆き、欧米人の様に本を読んで教養を身に付けろと書いていました。いつの時代も、おっさんから見る若手は、同じ印象にしか見えないだなと、反省をしつつ、思わず笑ってしまいました。100年前の本ですから、100年間人間の真理や意識が変わらないというのも可笑しいやら、悲しいやらで楽しく本を読了させてもらいました。おすすめです。





人間の真理

僕が思う人間が今後、絶対に変われない真理があると思う。(賛否両論あると思いますが。)
代表的なものとしては、『年齢差』がそうではないだろうか?

介護業界は圧倒的に、このケースが多い。介護施設では若いスタッフが正社員として中高年以上の男性・女性を部下としてまとめあげるケースが多いからだ。
大半の若手リーダーはマネジメントが上手くいかない。経験や実績が無い為、基本、若手リーダーは全てにおいて、部下に認めてもらえない。結果、そこから挽回出来た人は、優秀なリーダーとして認められ、諦めた人はダメなリーダーとして烙印を押される。能力不足の場合もあると反論がありそうだが、問題の根はそんなに浅くない。

能力不足・経験不足が招いたという結論は、結果論としては一見正しく思えるのだが、見逃しがちなのが年齢による感情がバイアスとなり、正しい業務指示も年上部下が面従腹背するケースがあるからだ。このケースはとても深刻で組織を少しづつ壊しているのだ。ちょっとした業務命令無視の積み重ねが、最終的には事業の存続に係わるからだ。

若者はやる気がなくなり、業界を去ることになる。介護業界の離職率の高さの原因の一つともいえる。常識的に考えて30歳前後の職員が50歳以上の職員に労務管理、人生の云々までまとめあげるのは、無理がある。他の業界から見ると,とても異質だ。こども程、離れているスタッフから指示される程、皆、心が広いとは言えない。

この問題に関しては私自身が常に直面し、苦しんできた問題だ。

私も25歳から全員年上の中で運営してきたが、40歳になるまで、この苦しみに相当悩まされてきた。起業当初は入社したての中年男性に挨拶の仕方を指導しただけで、社会人経験がロクに無い若造に言われたくないと罵倒されたり、違うスタッフには面前で『君はNO.2向きだ』と言われ、また違うスタッフからは当時の職員と僕を二人足して一人前だと言われたり、言われたい放題・至極滅茶苦茶だった。だったら、さっさと退職しろと言いたかったが、年上に物申せない自分もいたので、ことは大事に至らなかった。

当社は自由闊達だから好きだというスタッフも多いが、それは私が年上スタッフに意見できなかったことが文化形成の一助となっているのだ。

当時の日記を読み返すと、なんて業界に来てしまったんだと何度も後悔していることが書かれている。能力は昔の方が圧倒的に優秀だったので、能力不足ではないと思う。

30歳前後には会社が嫌になり、一年くらい、週3日しか会社に行かなかった。それほど、年齢差による人間の真理は深刻な問題だ。


真理の結果として裏切りと多額の負債を背負うことになってしまった。

原因は年下社長に対しての嫉妬や妬みから、クーデターを起こされたからだと思う。能力不足という単純なロジックに騙されてはいけない。

40歳を過ぎると、勝手に中高年の仲間入りを認めてくれたようで皆、話を聞いてくれる。老獪になったとか、優秀になったではない、ただ、同じ仲間として認められただけに過ぎない。(多少は性格も丸くなったが・・・・)

上記の問題を解決する方法は一つしかない。お互いを家族の様に大切に取り扱うことだ。リーダーは偉ぶらずに、部下は経験を盾にモノを申さない。

そして、家族に接するように大切に接することで、一体感が生まれ、お互いを認め合うことが可能だ。壊れた組織は、リーダーも部下もダメなケースが多い。組織はリーダーで決まると言うが、年下リーダーの組織は、トップ以上に部下で決まるのかも知れない。

年下リーダーはとてつもないハンディキャップを背負っていると自覚したほうが良い。










『超』独学法

野口悠紀雄さんの『超』独学法(角川新書)を読了した。野口さんは1940年生まれだが、ワードプレスを自由に使いこなせるそうだ。(CSSやHTMLを使って修正も出来るそうだ)

しかも独学で学んだらしい。80歳近い年齢を知り更にビックリした。
内容としては、独学の意義と方法論が完結に書かれていて、3日坊主で終わっている自分のモチベーションを高めてくれた。

その中で、有名識者が口を揃えて、言っていることが記載されていた。1つ目は、工業化からサービス業・IT業へ世界的にシフトしている。昔の様にアメリカに追いつけ、追い越せの時代ではなく、自分達で物事を考える時代に変わった。アイデアを生み出す為に、常に勉強する必必要性が高まっている。知識の多さがアイデアを生む源泉であり、AIの時代に変わった場合であっても、知識がある人間がどうAIを活用するかが重要らしい。GAFAの様なイノベーティブな企業は正に知識の集積体である。

とある識者は日本は圧倒的に学歴と教養が足りないと言っていたことを思い出した。GAFAの経営陣の大半は大学院卒、理系、文系のダブルホルダーであり、日本の様に最終学歴が学士では低学歴とみなされるようだ。今の時代ほど、知識の多さを求められる時代はないと識者は皆、口を揃えて言っている。(識者がいう低学歴とは大学の偏差値の高低ではなく、最終学歴の話(修士、博士))


一生勉強しないといけないなんて、嫌な時代に生まれたなと感じる人もいるが、考え方を変えると、下克上が出来る社会と考えることが出来る。

また、勉学によって、地位や収入を増やせる社会は健全であり、生まれによって、能力の有無関係なく、最初から地位や収入があるのはおかしいと記載があった。(そういった意味では日本はまだ健全な社会だそうだ。)

中小企業の社長のイメージは、ロータリーやって、ゴルフして、お酒を飲んでというのが定番だが、時代も大きく変わりそうだ。

大塚家具を見て思うこと

財務の勉強会をしようかと資料を集めている。大塚家具もケーススタディで使おうかと決算書をダウンロード。昨今、資本増強の為の提携話が報道されているようだ。

記事では、現社長の戦略をボロクソに書いているが、正直言えば、ボロクソに書いている記事も正しいとも言えない。何が言いたいかと言えば、時流と言う風に乗れば、ダメな戦略でも当たるし、逆風の時流であれば、どんな高度でち密な戦略を用いても、絶対に成功しないだけなのだ。風が吹かないのに凧が上がらないのと同じだ。

要は戦略の是非ではなく、大塚家具の立ち位置は時代に何をどう対処しても合わなかっただけ。自分の能力に自信があったのか、社長がいたずらに動き過ぎて、寿命を短くしただけなのだ。

結果論から論評しているが、ビジネスは案外そんなものだ。仮に事業再生のプロと呼ばれる人材が3年前に運営したとしても、おそらく縮小均衡を基本線とし、短期間で結果を求められない非上場企業に変えて、経営体力をつけさせるだろう。数年後に利益体質に変えて、再上場するという手法を取るだろう。新規事業や手法で大幅に業績を変えられる程、大塚家具には風が吹いていなかった。

500億から300億まで売上高が下がっても、利益率が高まれば企業価値は高くなる訳であり、売上高に固執せず企業の在り方を変えなくてならないことを示唆するケーススタディの一つだと感じた。

富裕層で圧倒的1位を獲得出来れば、残存利益で今後も運営が可能なはずなのだが・・・、結局は戦略で躓いた格好になり、寿命を縮めた。

具体的には、記事の指摘通り、ニトリやイケアが跋扈する低価格帯~中価格帯への進出や新品家具とバッティングしてしまうリユース品事業を立ち上げてしまったことだろう。マーケティング戦略でいえば、無形である高級家具ブランドを大きく棄損させてしまった。

なりふり構わず販売数を増加させることしか頭には無かったのかも知れない。要は売れれば何でも良かったのかもしれない。本来、全てを包み込む戦略(低価格~高価格帯まで販売)は強者が取る戦略であり、立て直しが急務の大塚家具はむしろ絞り込む必要(高価格帯のみ)があったのだが・・・。現社長の様な才女であれば、当然、理解していたはずだ。

TKPが提携先となっているが、本業が家具屋ではないので、どのように再生させるのか興味が個人的にはある。富裕層の家具事業に立ち戻り、事業再生を図ることが中長期的には一番の近道な気がする。相乗効果で結果を出せるのか?僕には判断がつかない。


高度化している

今こそ、読書が自己を鍛える為に有用な時代はないと僕は思う。ビジネス書ではなく、硬派な古典や文学を指すのだが。

全ての業態で、高度な経営スキル、ITスキルが昔に比べ格段に求められている。

もはや気合と根性で生き残れる時代ではなく、精神面は当然のこと、知力面・論理力も鍛えていかないと立ち行かない時代になっている。古典的だが読書が一番の対処法だと僕は思う。

今、流行りのindeedもITスキルが無ければ、自社では何も対応が出来ない。(実際にはindeedの担当者が丁寧に対応してくれる。仲介業者に頼むことも可能だ)

当然、ネット上でエラーが起きても、自社では技術的な対応が出来ない為、業者に丸投げになってしまう。当然、その度に費用がかかる。自社で出来れば、コストはゼロだ。情報・スキルの有無で会社の未来が決まってしまうかも知れないのだ。ITだからといって、費用がダウン出来るとは限らないのだ。知識が無いとむしろコスト高になるのがITだとも言える。

今の時代、ITスキルが無いのは、英語を話せず英語圏に就労をするのと同義だと思う。経営者は辛いだろうが、少しだけでもプログラミングを学んでも良いかと思う。プログラミングは言語なので、覚えておけば、損は絶対にしない。

当社は自分が多少プログラミングが分かるので、ITを駆使しつつ、仕組を変えている最中だ。3年後にはITを駆使し、利益を生み出すことが当たり前の会社を目指している。具体的には、介護タクシーはUBERの様にネットで稼働出来る仕組を作りたいし、介護オフも現在、ネットの売上が大半だが、更に伸ばしていきたい。ITにはそれだけの能力や技術があるのだ。

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