経営理念・行動指針

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知の巨人

3月から続いていた『出口塾』が昨日、終了した。上場企業社長(6月で退任された)である出口さんが、マネジメントを本を通じて解説するという授業だった。使った図書は「貞観政要」(明治書院)だったが、中々、手ごわく、授業前には妙な冷や汗や肩こりが酷かった。昨日で、そんな嫌なことから解放されたのだが、マラソンのランナーズハイと同じなのか、それとも単にマゾなのか、また授業を受けたくなってしまった。

最後の懇親会は都合により、すぐに退席したが、角川書店内にあるレタスクラブ等の撮影で使用するキッチンスタジオで行われた。先生自ら、受講生全員に杯を注ぐ行為は、まさに太宗そのものを体現されているようで、遠く及ばない知の巨人を拝みながら、杯を空けさせて頂きました。

教養を持つことは、自分自身の心の安定や中庸をもたらし、人々や働く人を幸せにしていくことを出口先生に教えてもらいました。
「出口塾」に参加して良かったです。






比較しない

40歳を過ぎると思秋期になるそうだ。12歳~18歳位が思春期だとすると、黄昏時にあたるのだと言う。命名した人は素晴らしいセンスだなと思った。
40歳~60歳に時期を差し、具体的には意欲が落ち、創造性も衰え、固定観念にしばられやすく、新しい環境や職場への適応が悪くなる時期だそうだ。

高齢期に向けてどう生きるかを問われるフェーズに入ったのだと思う。
40歳を過ぎて感じるのは、意欲や創造性が落ちてしまう原因の一つは、人生をある程度理解し始めたことだと思う。直感が実感に変わり、ワクワク感やドキドキ感が減っていくことが理由だなと感じた。

あとは限界が見えてきたこと。

むしろ世の中が分かり、自分が分かるのは、とても過ごしやすい時期になったとも言える。

40歳になった時に決めたことがある。①人と比較しない。今更競争は馬鹿らしい。②嫌いな奴とは一緒にいない。あえて人脈を作らない
自分を狭める可能性もあるが、老いを理解し、自分らしく生きる方が、人生100年時代を迎えた場合には、自分らしく生きることが出来るのではないか。

自分自身の能力や魅力が高ければ、相手が勝手に寄ってくるだろうと高を括って生きようと思っている。

競争の為に止めてしまった楽しみがある。絵画だ。3歳位から14歳まで、毎日絵を書いていた。毎日、毎日書いていた。本当は美術部に入りたかったが、オタクに見られるのが嫌で、運動部に所属したが、運動よりも絵が好きだったな。
男性同士の競争に勝とうとか、絵が上手い人がいるから、書くのを止めたのは、まさに若き頃の良くある話だ。

今は下手でも好きなことをしている方が楽しいと心から思える。所謂、童心に帰るというのはこのことだろう。
習いにいこうかと思案していたが、思秋期になり、前頭葉が後退しているので、絶対に先生に逆らってしまうのが目に見えているので、家で我流で書くことにした。




海外ミステリー

たまに難しい本を読むのが嫌になった時に、海外ミステリーや海外の小説を読みます。今更ですが、「ミレミアム」シリーズにはまっています。初めて、ミステリー小説を書いたとは思えない程のストーリー展開にハマってしまいました。1~4までシリーズがあり、上下巻に分かれているので、4000ページ程のボリュームになりますが、ハマってしまうと、一冊を3時間程度で読破してしまいます。映画化もされた小説ですので、知っている方も多いかと思いますが、一読の価値はあるかと思います。

カズオ・イシグロさんも以前に読んでいましたが手に取ったきっかけは本屋さんでした。本屋さんによっては、海外小説好きの方がいらっしゃるようで、ノーベル文学書を取る前から、カズオ・イシグロさんをお勧めの小説で推していました。そこで初めて読み始めました。5年前の話ですが。

海外文学や小説の場合には、文化や背景を理解するまで、本の進み具合が悪いのですが、理解が進むと一気に読めてしまいます。僕の場合、歴史小説や日本のミステリー小説が苦手です。古い昭和や昔の日本・中国の文化や歴史が好きではないので、さっぱりダメですね。ローマ史は門外漢に関わらず、はまってしまい、学びながらスラスラと頭に入っていきました。

ミステリ小説は気分転換にはとても良いのですが、人生に迷ったり、自分に問うような時には、古典と呼ばれる文学や書物が良いですね。両極に読み進めるのがとても精神には良いのかも知れません。




商売の原理原則

東京や横浜で車を走らせていると、一度は目にしたことがある、玉子屋の車両。450円でボリュームある弁当販売を続けている会社だそうだ。経済紙でも何度か、拝見したことがある。現在は2代目にバトンタッチしているそうだが、事業継承がもっとも上手く言った例ではないだろうか?

2代目の社長が大事にしている社是が介護事業所にも適用できる気がした。450円で販売するには、様々な経費を勘案しないと利益を生むのは難しいと思う。まさに創意工夫の結晶なのだろう。

≪玉子屋の社是≫
1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2. もちはもち屋だとうぬぼれていること
3. 暇がないといって本を読まぬこと
4. どうにかなると考えていること
5. 稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6. 良いものは黙っていても売れると安心していること
7. 高い給料は出せないといって人を安くつかうこと
8. 支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9. 機械は高いといって人を使うこと
10. お客はわがまますぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことはできないと改善せぬこと

2、5に関しては、我々の業界では専売特許だ。専門職の集まりであり、貧乏暇なしを美徳としている業界だからだ。
9に関しても、介護業界はIT化よりもアナログを重視している。データのやり取りも未だにFAXや郵送なのだから・・・。
450円の弁当販売を続けるローカル企業の社是の方が先進的だ。

こうした企業しかローカル企業と言えども生き残れないのだろう。
規模の大小ではなく、意識の問題とも言える。

ファッション

最近の野球はオシャレだなと思う。起業家も旗印に掲げる内容や出で立ちもとてもオシャレで、一億総オシャレ化計画でもあるのではないかと勘ぐってしまう。

昔は大学進学を機に東京に上京してくる人は一目で分かった。格好も言動も田舎者まるだしなのだ。僕も田舎者なので良く分かる。今は地方に行っても皆、オシャレだし、発言も都会的だ。


実は主体的に選んでいるのではなく、全国画一的に売っている商品を国民が同様に着ている・着せられているだけで世間に植え付けられた価値観でオシャレだと思い込んでいるだけであり、本当は没個性なのかも知れない。

起業もそうだ。耳触りの良い言葉、行動をすることが素晴らしく、オシャレに感じる。そして、その行為全てが人の為になっていると時代に植え付けられた価値観で思い込んでいるだけなのかも知れない。社会起業家という言葉が正にそうで、渋沢栄一に聞かせてあげたいくらいだ。


見るからに触れたら火傷をしてしまいそうな風情の人は今では絶滅危惧種だ。生き方はオシャレではないが、身体からみなぎるエネルギーを持った人も減った。本来の人間は獰猛であり、本能的であるはずだ。身綺麗なものはその対極にあり、何かの不満や欲望を見えない様にしているだけとも言える。

丁度、今、三島由紀夫の「午後の曳航」(横浜が舞台)を読んでいるのだが、三島の苦悩がこの作品に出ている。この作品の数年後に、市ヶ谷で自決したと記憶している。人間にある獰猛な感性をどう抑えようか、ハレーションをどう表現しようかという不器用さ、極端なまでに男性的な肉体美に固執する三島の生き方、考え方がこの小説にトーレスされている。今の時代に読むと時代錯誤的な感覚に陥るが、それを楽しみながら読むのが夜の楽しみにしている。

現代小説は内容や表現もオシャレで想定の範疇なので、心に穏やかさを与えるが、衝撃は感じないかな。オシャレとはほめ言葉でただ単に平易とも言える。文豪と言われる人が平成にいないのは、平易すぎるからでは。


ファッショナブルになっていけばいくほど、画一化していく世の中と捉えることも他方では出来るなと僕は思った。


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